marqueeを使うと文字を左右に動かせる
テレビなどの映像メディアに慣れている人がホームページを見ると、「動きがまったくなくて地味」と思うことが少なくないようです。そういう人が自分でホームページを作ろうとすると、できるだけ動きのあるデザインを指向しても不思議ではないでしょう。HTMLにはmarqueeと呼ばれるタグがあり、あらかじめ用意した文字を左から右に流すといったことができます。ただ、marqueeを使っているホームページはかなり限定されており、よく使われているタグとはいえません。
速報をアピールしたいサイトでは有効
では、marqueeはどういったところで使うと効果的なのでしょうか。たとえばニュース番組の公式サイト、あるいは競馬情報サイトなどでの使用が向いているといえます。というのは、文字が横に流れていくというのは、街頭ビジョンを流れていくテキスト形式のニュースを連想させるからです。競馬情報サイトであれば、つい先ほど行われたレースの結果をmarqueeを使って流すことで、ユーザーに速報のイメージを与えることができるでしょう。
じっくり読ませたいサイトでは不向き
一方、marqueeを使うのは不向きなシチュエーションとはどのようなものでしょうか。たとえば、企業の公式サイトなどで使うのはあまりいいとはいえません。会社名が左から右、右から左へと行ったりきたりしていたら、どこか軽薄なイメージを与えてしまいそうですし、会社の説明が横に流れていったら、ちゃんと読む前に全部流れてしまい、結局、なにもわからなかったということもあり得るからです。じっくり読ませたい情報は普通に表示するのが無難といえます。
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